居座る頭痛
嫌だい嫌だい! むしろ胃 year die!
僕はここからどくきはないんだい!
とばかりに頭痛の1部のようなものが居座っているのだ。
波が……引いた……!
と、1人漫画の山場レベルの精神状態で頭痛の満潮が終わったのを喜びと共に迎えていたと思えばこれだ。
なんかいるのだ。なんかいるのがわかるのだ。
消えていない、消えようとしていないのがわかるのだ。
これは、油断するとまた大きな波を連れてくるやつだと。
あいつ! あいつだよ兄ちゃん! あいつが僕にここからいなくなれっていったんだ!
と子供の喧嘩に年上の兄を持ってくるがごとく。
おま、お前……お前がいるせいでなんかただ吐き気がするかお前のせいで吐き気するかの判別もつかねぇんだからな!
と訴えたいところだが、奴はそういっても何食わぬ顔だ。むしろ顔は見えない。というか顔はない。頭痛という名前でも頭はないのだ。
というか頭痛は何ポーションだよ。
頭痛ポーション?
割と安定して売れそうだぞ。体力回復ポーションとか、なんか傷が治る系の奴に頭痛とかは含まれているんだろうか。
頭痛、胃の痛みに
〇〇印の青色ポーション
とか宣伝してるんだろうか。ファンタジーで。そのうちローヤルゼリーとか配合しそう。いろいろなエキスとか。エナジードリンクかよ。
頭痛と仲良くなりたくないのに、頭痛はいつも髪の毛を掴むがごとくに離れるのを拒む。
どこでフラグを立てたんだろうか。頭痛の攻略ってエンディングさようなら天さんじゃないのか。クソが。