溶ける寸前の雪だるま/脊髄反射のように書いてるネタ短文っぽい何か

溶けきるまでの日々。ネタのような雑記のような創作のような文章を垂れ流しているブログ。

思ったのと違う、とはありがちなもので

 

味に広がりがる。

 

味が広がる。

 

広がる。

口の中で広がっていく。

 

味に広がりがある……

 

 

味が世界に広がっていく……

 

世界が味で満たされて……味に浸食されていくのだ……

 

そして始まる広がった味同士の争い。

 

争いを続ける中でいつしか生まれた融合。

 

そう、深みである。

 

深みとなった味は、無意味に広がることをやめ、ただ深度を増すことをのみ求めた。

 

他の広がりを続けようとする味はそれを見て、己もその深みがほしいと考え始めた。

 

ただ、深度を増すには単体の味では不可能だ。

 

そこからは地獄である。

 

新たな兵器ぷりぷり食感や新たなる派閥・なんでもとりあえず甘ーいっていうから甘いのが最強って事やん派。

 

自体は混迷を極めていった。

 

勝利するのは何なのか。

 

求められる味とは。

 

味の広がりって物理的じゃ無くね、とは誰も今更言い出すことはできなかった……

 

 

みたいなことがグルメをリポートする人の頭の中では行われていたりしない?

しないか。

そうか……