溶ける寸前の雪だるま/脊髄反射のように書いてるネタ短文っぽい何か

溶けきるまでの日々。ネタのような雑記のような創作のような文章を垂れ流しているブログ。

頭痛餅は硬いか柔いか

 

頭痛もちだ。

いつもったか定かではない。

けれどいつのまにかもってしまった頭痛だ。

 

それを捨てるなんてとんでもない!

 

という表示すらされず、捨てる方法すらわからぬから捨てるという選択肢を選ぶこともまかりならぬ。

 

そも、アイテム欄に表示されていないし、現実でアイテム欄とは何ぞ? といった次第。

頭痛もちと言えど、常に頭痛の効果が襲ってくるわけではなく、自らの意思で使用することもできない。

つまりもっているが、主ではない、持ち主ではないということではないだろうか。

 

一方的に取り付けられた受信機だと仮定するなら、いつのまにかもっていたという理由もわかるではないか。

勝手に発信された頭痛おこれ! という念をキャッチする受信機。

あるが故、おこる。

そして、勝手に取り付けられたが故、どこにあるかもわからない。

盗聴器探査装置等聞いたことはあるが、頭痛受信機探査装置などとんと聞いた覚えもない。

 

では、そのなにか発進される電波のようなものを遮るにはどうしたらいいのかっていうけど、比喩表現だから。実際受信機があるわけでもないから。

どうしようもなくね? っていう。

 

実際に、頭痛の原因の一つが頭痛発信装置基地なんてものがあるせいだとして、それを壊すことで一つ解決するかもしれないが、勝手に建っているものを壊すと色々別の問題が起きるので結局頭痛の種は残ってしまうのである。

騒音がストレスだとて、それを起こしている人を黙らせることに正当性があるかといえば必ずしもそうでない。

よしんば頭痛から解放されても、体は拘束されてしまうのであった。

何かにとらわれ続けている生き物である。