溶ける寸前の雪だるま/脊髄反射のように書いてるネタ短文っぽい何か

溶けきるまでの日々。ネタのような雑記のような創作のような文章を垂れ流しているブログ。

わかるはずだ、豆だって空を飛べるんだって……! わかるはずだ! 豆を毎年まいているみんなにも、それがわかるはずだ!

 

そんなまく側の理屈で!

 

ここからいなくなれぇー!(訳:鬼は外)

 

名前をちょっとでも揶揄するとダッシュで殴りつけてきそうなテンションのセリフ回し。

 

豆と鬼。

豆が弱点だという鬼。

なんか色々説があるらしいけれど、お告げによって豆投げたら目に当たって帰ったからとか、撃退したからとか。

目に当たるんなら豆じゃなくても一緒じゃないですかね。

 

魔を滅する。魔滅(まめ)である。

とか。

いやまって、とか、で流せないわ。魔を滅するて。

 

豆を見て? 俺が知ってる豆か本当にそれは。語呂合わせで無理やりな奴はある。確かにある。大量にある。

あるけど、あるけども。いやそれは語呂合わせにしても強すぎない? 食ったらこっちもダメージ受けるやつじゃない? それ現代とは違う見た目とかしてない? なんか逆に食らいつくしてくれる! とか言い出しそうな見た目してそうな名前じゃない? それならピタゴラスさんも豆はダメだ! っていいたくなるのもわかるわ。ごめん、やっぱそれはよくわかんないわ。

 

でも大豆は豆腐になるし、豆乳できるししょうゆになるし、味噌になるしきなこになる。

魔滅の豆と大豆はそこでタッグを組んだかもしれないのだ。

 

鬼を退治しながらも我々の生活に欠かせないという豆政治による外交活動の完璧さよ。

魔滅のままではままならんのだ、次は我々の番なのかもしれないのだから。もっと評判をよくするのだ。いけ大豆! ダイッヅィー(鳴き声

 

された結果がこの豆に踊らされる人間の食生活の結果なんですよ。滅するたびに違うものを恐れて退治に利用し続けるからこんなことに。

 

鬼とは我々の事だった……?

 

豆たちは鬼に使われる兵器の時点でそれを知っていたのかもしれない。鬼とは心の中に潜むとかなんとかいうありがちなそのアトモスフィアを感じ取ったのかもしれない。

 

そうして、今やなんとなく定期的にまかれては食われる地位を獲得し……いやこれ成功なのかな?

なくなったら困るという意味で切り捨てられなくなったことが成功なのか。

なくなったら困るから離してくれなくなったという意味で失敗なのか。

 

豆をおろそかにしたとき、また魔滅が戻り、今度は人類に牙をむくかもしれない……(意味深風の意味なんかまるでない終わり