マシンタイム
タイムマシンに乗ってとある夫婦の無くなった思い出をとってくる、みたいな夢を見たのである。夢にしては色々滅茶苦茶とはいえシナリオがわかりやすくて、おきて「?」となりすぎない優しさでできていた。
ということで(?)マシンタイムである。
時時は2×××年。機械文明が発達した影響で産まれたものである。
機械の気持ちになろう!
そう銘打たれた日の中で一定の時間がマシンタイム。
マシンタイム。それは機械になったつもりで動くことである。
機械になったつもりで補給をする。
こりゃいい機械だ、なんて会話もする。大丈夫、人並みに発展したAIだからくだらないジョークの類だって言えるよ。
機械になったつもりで勉強をする。
機械ならデータを打ち込めば覚えられるのテンションでつめこみつめこみである。パンクしても増設すればいいだけだからの精神だぞ。
そして機会になったつもりで労働するのだ。
お前も社会の歯車になるんだよぉ!
……
現代じゃね?
現代はみな機械の気持ちを理解できるマシンタイムのさなかだった……?
歴史は巡るという。
機械の反乱がおきるのは、そういう歯車の気持ちを初期化したころなのかもしれない……(なんか綺麗にまとめようとした風まとめ